目醒めた世界へ 

想像してください。「自然と調和したテクノロジーが発達した世界」を「豊かさ」がもたらされ、地球に住むすべての人が「愛」で生きる事ができます。「平和」がやってきます。「自由と主権」が保障されます。そんな世界を作りたいのです!〜オーストラリア・ユーカリの森から〜

水道が通ってないので

オーストラリアでは、町から離れていて水道管がこない家は、雨水を集めるか、水脈がある所では、地下水をひいて暮らしています。Rain water とか、Bore waterと言われるものです。

 

我が家は、屋根にガーターを設置していて、屋根の上に落ちる雨水を集めて、大きなタンクに送り、生活用水にしています。それは飲料水でもあります。我が家の雨水タンクの容量は100,000ℓ=100トンです。

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コンクリートの雨水タンク

なので、水道代はかかりませんが、干ばつが続いて雨が降らなかったりすると死活問題です。

 

2020年に入ってからようやく雨が定期的に降るようになってくれて、今年はずっと、満タンに近い状態です。自然の恵みに深い感謝の毎日です。

 

数年前に家を増築した際に、コンクリートを壊したら、そこに屋根からタンクにつながるパイプがあったのですが、植物の根っこで完全に詰まって、ヒビが入っていました。どおりでお水が貯まらなかった訳です。それは改善できました。でもその後、不運なことに雨が降らなかったのです。

 

オーストラリアの雨水タンクのシステムは、とても大雑把だと感じます。日本人が開発したらもっと良いものになるだろうなぁと考えてしまいます。

 

雨の勢いが強すぎるとせっかく屋根で集めた雨水がパイプを通ってタンクに入る時に、跳ね返って、外にだだ漏れになってしまいます。久しぶりに雨が降ったと喜んでもスコールのような雨が多く、期待する程、集水ができないのです。あまり効率が良くありません。

 

また、これといった濾過システムもないのです。雨水をそのまま集めてそのまま飲む。みんな特に水質検査とかもしていないようです。小枝や葉っぱのお茶になっているはずですし、カエルや鳥のフンもきっと紛れ込んでいる事でしょう。タンクの下の方には沈殿物があります。藻もあるでしょう。でも蛇口を捻って出てくる色は透明です。

 

まぁそういう有機物の割合は水に対して0.000001%とか!?でしょうから気にしないです。自然の微生物がきっと分解してくれているでしょう。多分バランスが崩れればすごい色になったりしてすぐわかるのでしょうし。時々海や川が真っ赤とか真緑とかすごい色になっている写真を見てびっくりしますよね。

 

透明で、美味しくて、家族、近所さん、訪問者、みんな健康なので、それでよし!

 

逆に塩素とかフッ素とか消毒とか、化学物質の方が苦手なタイプなので、皮膚疾患も治って、柔らかいお水の味に大満足です。そういえば、軟水なのでしょうか、洗濯洗剤が泡立ちすぎるので、都会にいた頃より洗剤は少なめにしています。

 

雨水タンクの家の子たちは、町の水道水が臭いと嫌がります。

 

数年前に屑が入らないように、屋根のガーターにネットを設置してもらいました。

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網を設置したガーター

 

 

でもね、大工さんが、一辺だけ網のサイズが合わないと言って、何もしないで帰ってしまいました。(テキトー。。)

 

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ネットのついていないガーター

キャー、もっと掃除しないといけません。(お恥ずかしい)

なんか卓球のボールが。。。

 

 

 

この写真を長男くんに見せたら、屋根に登って掃除してくれました!

ボールの犯人は、次男くんのようです。てへっと笑っていました。