目醒めた世界へ 

想像してください。自然と調和したテクノロジーが発達した世界を。地球に住むすべての人が豊かで子どもが幸せな世界。足るを知る幸福と愛で溢れた平和な世界。そんな世界を作りたいのです! 〜オーストラリア・ユーカリの森から〜

普通の人がどうやって怪物や英雄に変貌するか

高校生の子供に知って欲しい物の見方。

それは「人間とは?」という俯瞰した物の見方です。

タイミングが合った時にすぐ探せるようにブログに記録しているのです。カテゴリーを作ることにしました。【俯瞰して人類を見る眼 カテゴリーの記事一覧】 - 目醒めた世界へ

私は日本にいた若い頃から、元々つらつら考える性質だったんですけど、海外に出た事で、毎日の生活でいろんな国の人と出会い、歴史的、文化的、人種的、宗教的に違う背景を直に感じられる環境になったのです。

そしてわかったのは、少し違う考え方があったとしても、基本は同じですよ。善良な人々は家族を大切にして、コミュニティにも敬意を払う。どこの国の人でも合う人は合う。合わない人とは合わない。

始まりは、自分の周りだけを見て、素朴な事を考えていました。

どうして世の中は健康に悪い事ばかりなんだろう。
どうして人は環境を破壊しながら欲だけで生きるのだろう?
どうして人はそんなに虚栄心に支配されているんだろう?

観察していると、少しの傾向はあっても、国に関係なく、考える人は考える。考えない人は考えない。

国際ニュースは不穏なことばかり。でも私の周りはどんな国の人でも仲良くやっています。

どうして戦争が起きるのか?
どうして普通の人が戦争で残忍な行為を行うのか?
どうして人類は自分達で扱いきれない原子力をやめないのか?
どうして人は扇動されるのか?

という風に「人間とは?」という大きな括りで考えざるを得ない思考になっていきました。

そして調べれば調べるほど、世界中に利権と誘導と権力と支配と従属といったシステムが浮かび上がってくるのです。

それが人間が本来持つ良心を暴力的に踏み潰しているのです。

結局は「考えずに流される人間の集団心理」が原因なんだ!と思うに至ったのです。

スタンフォード監獄実験で有名なジンバルド博士のTEDTalkを紹介したいと思います。(この実験については捏造疑惑が言われていますが、私はこの実験は人間の本質を捉えていると思っています。だってこのプランデミックで「自分で考える事をせずただ流されてワクを打った人達が世界中にこれ程いたのですから。」なので、私は残虐性の証明より、流される人間性の証明に意義を見出しています。でも実験が捏造と言われても、実際煽られると多くの人間がこうなり得るという事実が重要だと思っています。)

心理学者フィリップ・ジンバルドは、普通の善良な人が 恐ろしい悪人に変貌することが、いかに簡単かを理解しています。この講演で彼は、2004年に世界を震撼させたアブグレイブでの虐待事件の非公開写真を紹介しながら、1971年に彼が行ったスタンフォード監獄実験、そしてミルグラム実験など、人間の残虐性と関わる心理学実験を紹介します。そして最後にその対極について語ります:人が英雄になるのはいかに簡単かということ、どうすれば困難に際して立ち上がれるのかということを。2008年2月、TED2008。 

【解説】イラクのアブグレイブ刑務所 米国占領軍による恐怖とおぞましい拷問の実態 - 2023年3月20日, Sputnik 日本(私はこの事件の見解について西側諸国よりロシアの方が客観的だと思うのでスプートニクを貼り付けます。)
スタンフォード監獄実験 - Wikipedia
ミルグラム実験 - Wikipedia

フィリップ・ジンバルド -普通の人がどうやって怪物や英雄に変貌するか 1
アブグレイブ刑務所での写真が出てくるのですが繊細な方は早送りできます。Watch on YouTubeをクリックすると視聴できます。

youtu.be

フィリップ・ジンバルド -普通の人がどうやって怪物や英雄に変貌するか 2

youtu.be

博士の伝えたい気持ちが溢れていてとても早口でしたね。日本人の私にはアメリカ人の「英雄になりたい」という行動の原動力にはあまり反応しないですけどね。(日本人の原動力は「みんながやっている」ですもんね。まぁ私はみんなやっていても自分がそう思わなかったらやらないタチのようですが。でもやっぱり一人だと心細いかな。ちなみに定番ジョークがまとめてあるのを見つけました。↓面白いですよ😆)

plus.chunichi.co.jp

しかし私はどうしてこう話が逸れてしまうのでしょう・・。戻します。重要だと思うので。

7 Social Processes that Grease the Slippery Slope of Evil】
【悪に滑り落ちる 7つの社会的プロセス】

1. 考えもなく最初の小さなステップを踏むこと
2. 他人の人間性を剥ぎ取る
3. 自身の没個性化を測る(容姿を変えて匿名になる)
4. 個人の責任を曖昧にする
5. 権限へ盲目的に服従する
6. グループの基準には無批判に従う
7. 怠慢や無関心によって受動的に悪を許容する

↑のステップをグローバリストは確実に使ってますよ。2021年・2022年オーストラリアは政府が凶暴化しました。数々の平和的なデモ市民に対して行われた事はビデオにたくさん残っています。

こちら↓は2022年2月19日 キャンベラ国会議事堂前で電磁波兵器と思われる物が向けられた所にいたデモ市民。(私も実際知っている人がその日そこにいてそちらに向いていた側の耳を負傷した事を知っています。内部火傷したようです。)

普通の善良な人を変容させるのに、薬なんて必要ではないのです。
社会的、心理的なプロセスで充分なのです。

悪(EVIL)の心理学的な定義は「力の行使」です。パワーの問題なのです。人々を故意に精神的に傷つけ、身体的に傷つけ、人々やアイディアを致命的に破壊します。そして人道に反する罪を犯します。

 

私は、それを知る事が、この社会的、心理的プロセスに抗う手段だと思っているのです。