前回のコンクールの話からの続きなんですが、本当に順位付とは嫌なものだなぁと思うのです。でもその順位付けがモチベーションになって練習に励めるというジレンマもあるんですよね。そうでないとTeenの男の子達はずっとオンラインゲームして遊んでしまうので・・😮💨
「競争意識」について考えてみました。
私自身はあまりコンペティティブな性格ではないです。負けてもそれほどダメージを受けないです。一番にならなくても全然構わないです。だからといって、人間の器が大きく鷹揚な性格というわけではありません。むしろ正反対です。
負けても感情があまり乱れないのは、子供の頃、3学年上の兄が私より頭が良くて、スポーツや習い事もよくできたので、人生負けを認める所から始まっているせいだと思うのです。
けれど感情が乱れる苦手なパターンはあります。それは、それなりに頑張ってそれなりに成果が出ていると自分で思っている時に、認めてもらえないと、とても悲しくなるのです。これが私の弱みです。結構できていると思うのに、そうでもないと思える人と差がない。もしくは、それより下にされたり、後回しにされていると感じると不満に思ったり、落ち込んだりするのです。我ながら自分の嫌なところです。。エゴ全開です〜。
特別競争心が強くないと思っていても、結局は近い所で優劣を比べて、いい評価をされたいという気持ちがあるのですから、やっぱり競争意識に縛られているんですね。
どうしてそんなに評価されたいのでしょうか?ただ優越感を感じたいからでしょうか?
実際現代の社会を鑑みると、人より優れていてそれを認めてもらえれば、ランクがあがります。勝ち抜いて上へ上がれば上がるほどよい人生を送れると教育されてきたと思います。受験もそうだし、勝ち組、負け組という概念もそうですね。だから、勝ちたいという欲求、他人よりいい評価を得たいと望む事は、ただのエゴの肥大ではなく、もっと切実な生きぬくための必需品になっているのかもしれないです。それ程社会は人々に厳しくなっていて、競争に敗れると生活が立ちいかなくなる可能性もあるからです。競争意識を持たざるを得ない状況にさせられているのかもしれないです。
私のまわりには勉強もスポーツも音楽も何もかも、努力して、他人より抜きん出る事を重視している人が多いです。以前一人のお母さんが下級市民になりたいの?と発言してハッとしたことがあります。そんな考えがあるんだと。その言葉と考え方にショックを受けました。でも考えてみれば、私も子供に勉強しないと知らないよ!と言っています。無意識でしたが結局は同じ思考回路なのかもしれないです。でも人を蔑むような気持ちは持っていないつもりです。
世の中の大半の人達はラットレースをやらされています。長い間人間の社会の構造がそうなっていて、産業革命が始まってからそのラットレースの流れは加速していって「富裕層・中間層・貧困層」に分けられていきました。現在は「中間層」が喪失させられていって「富裕層と貧困層」という最終形に向かっていると私は考えています。
その事実を認識していようがしていまいが、人々は不安を感じているから安心感を求めて一生懸命競争をしているのだと思うのです。しかも人間を支配しやすいように意図的に競争させられる社会が巧妙に構築されています。それは愛とは反対の方向へ向っている意識存在によってなされています。
でも私たち人間の本来の姿、人間の求める欲求はそんな事ではないと信じているのです。このチャップリンの言葉の通りです。「人生は自由で美しい。私たちは皆、助け合いたいのだ。人間とはそういうものなんだ。お互いの幸福と寄り添いたいのだ・・」
競争意識というものが、世界、国、社会、家庭、全ての人の心を愛から遠のかせ、檻の中に閉じ込めるものなのではないかなと思い至ったのです。
世界中の人々に自由意志と主権が保証されて、居心地の良い住環境、衣食住が確保されて、全ての人が快適な生活を送る事が可能になれば、安心感が生まれて心が満たされて、人と競争する必要がなくなります。お互いの幸福に寄り添うことができると思うのです。楽しいから、好きだからという理由だけで行動ができるようになると思うのです。
そして世界中が、何よりも一番に子供が愛されて大切にされるべきだということに気がつくはずなのです。子供達は全人類の宝なんですから。そんな世の中になれば悲しい事は起きないと私は強く信じているのです。
冒頭に、大抵の人は順位付けという動機がないとなかなか努力できないと書いたのですが、あぁ、気がつきましたよ💡
魂が喜ぶ楽しい事なら、そんなものがなくても、頑張れるんだ!
頑張るという意識もなく、好きだから、楽しいから、ただやりたいからやる!!
私は、そんな世界、新地球がすぐ近くまでやってきていると思っているのです✨✨✨
どのフルーツが一番優れているかなんて決める必要がないですよねー😆そして世界中の人が簡単に地元で自給自足できるようになる事を夢見ています。