目醒めた世界へ 

想像してください。「自然と調和したテクノロジーが発達した世界」を「豊かさ」がもたらされ、地球に住むすべての人が「愛」で生きる事ができます。「平和」がやってきます。「自由と主権」が保障されます。そんな世界を作りたいのです!〜オーストラリア・ユーカリの森から〜

子供の音楽のコンクールを終えて

この👇記事で、子供の音楽のコンクールがある事、今年は初めて兄弟対決になる葛藤を書きました。同じ先生に習っている音楽仲間全員にとって、年に一回の大きな行事です。みんな一年かけて練習して準備して挑むのです。ソロピース以外にもグループピースもあって、いくつものカテゴリーに出場するので、午前、午後、夜の部、一週間以上会場に通い続ける事になります。

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今年は突然、未接種者はリハーサルを含め全てのイベントへの参加、建物への入場が禁止され、精神的にとても嫌な気持ちにさせられました。けれどもその規制が2ヶ月で突然撤回されたりして、複雑な心境にさせられた年ではありました。その事は👇の記事に書きました。で、結局現在はまるでそんな出来事はなかったかの様にみんな振る舞っています。差別された私達にとってはメディカルハラスメントだったんですけどねー。しかも公に拒否った生徒家族はうちだけだったようで、当時は四面楚歌な気分でしたよ、本当に😮‍💨。

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さて、世の中の情勢、ニュース、喧騒から少し離れて、大好きな庭仕事もお休みして(実際天気が悪い上に寒すぎるからできないんですけどね。)2週間ほど子供のコンクールに集中していましたが、これがまた結局は自分の内面との対話になりました。前回書いた「自分のエゴの昇華」へのチャレンジでした。きっと振動周波数を上げていかなければいけないこの時期ですので、高次元からのプレゼントでしょう。いや〜、ワタクシまだまだエゴが渦巻いていますよ。実感させてもらいました〜。

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コンクールの間、自分の子供が出場したカテゴリーはもちろんの事、関係のないカテゴリーや、はたまた違う楽器の部門での勝敗の結果も聞こえてきます。毎年の事ですが、今回の審査員への不満や、順位への不平、大人や子供達のいろんな声が耳に入ってきます。心の中ではどうでもいいと思っていても、みんなの一生懸命な意見を否定はしたくありませんから、軽く同意して、でも音楽・アートは所詮主観の世界だからね、好みだからね、毎年評価が違うじゃん、仕方がないよ。と答えていました。

個人的な例えなんですけど、私は基本甘い物は好きではないです。みんな好みが違いますよね。ちなみに自分の作るほろ苦いブラウニーは好きです。それと自分では作れないポルトガルエッグタルトも好きです。どちらかを選べと言われてもその日の気分で違うし、どっちも好き。優劣なんてつける意味もない。またブラウニーだけで見ても、私は甘すぎると食べる事ができないですが、甘党の人にはほろ苦いのは美味しくないかもしれないです。好みに優劣なんてないですよね。

とはいえ、音楽の順位の結果に、何度か心の中がザワついた事も事実です。みんなそれぞれに頑張ってますからねー。ただそれが、さざ波で済まなかった出来事がありました。

それは兄弟対決になってしまったカテゴリーでの順位付けです。

結果がどうなるか?またその結果に長男くん次男くんがどう反応するか?正直緊張していました。

少し練習をサボっていた次男くん、ギリギリになって猛烈練習をはじめました。一方長男くんは、次男くんには負けたくない!と強い意志を見せ練習していました。

 

それで挑んだストリングセクション、グレード別チャンピョンシップでした。片田舎の小さなコンクールですが。

 

次男くん:Im Walde Suite, Op. 50. No. 2, Gnomentanz by David Popper

長男くん:Violin Concerto No. 2 in D minor Op. 22 : II. Romance (Allegro non troppo)by Henryk Wieniawski 

 

音声ファイルの貼り付け、こちらの記事とても参考になりました!

www.hoshimiru.com

さて、私は母親バイアスがすごいですから、二人の演奏が一番好きなんです。音やタイミングをミスっちゃっても、次頑張ればいい!上手〜👏と思っています。そもそも音楽の難しい事は全然わからないですしね。

小さい町の割には弦楽器奏者が結構いるのですよ。中にはうちとは全然違うレベルで上を目指している生徒さんもいて一緒に切磋琢磨できますから本当にありがたい事ですよ。それでも、そんな客観的な判断はどっかに置いてしまって、心の中で私の推し最高・尊い💕と思っています。母親エゴ全開です🤣

そんな中で初めて、その推し二人を比べなければいけなくなったのが辛かったのです。曲調も全然違う、たった1曲で、どちらが優れたプレーヤーだと判断されるわけではない。という事を私は十分わかっています。息子達も理解していると思うのです。けれど長男くんのふたつ年下の次男くんには負けたくない!という気持ちもわかります。小さな町ですので、みんな知り合いですし、負けたら弟の方がベタープレイヤーと周りはジャッジしますからね。特にteenの友達なんてそうやってからかいますから。

 

そして挑んだ結果は・・・

 

100点満点のうち、95と94.5の0.5ポイント差で次男くんの評価が高かったのです。長男くん受賞の後、席に戻って悔し泣きしてしまいました。でも優しい女の子達に囲まれて慰められていましたよー😆。

そして次男くんはというと、彼は末っ子で普段は頼りないのですが、魂は一番肝が座っている。強気で攻める事に決めたようで、長男くんの金◯に軽くパンチを食らわせて、come on dude!って感じでおどけていました。同情の方が辛いですからね。

結局会場にいた先生や生徒、その家族みんな知り合いですからね、全員が複雑な気持ちで彼ら二人を見守っていました。暖かいコミュニティです。毎年色んなところから招かれる違う審査員達が、ここはみんな顔見知りのようでサポートしあっていて、スポーツマンシップを感じてとてもいいとコメントしていきます。多分、人口の多い都市で知らない人同士が対戦する張り詰めた雰囲気のコンクールとは反対なんだと思うのです。

夜の10時半ごろに帰ってきたのですが、長男くんはその後友達とオンラインゲームで遊んで、夜中の2時過ぎまでうるさかったです。楽しそうでした。

ハートブレイクなシーンもあったのですが、周りの価値判断による評価に心を揺らすのではなく、自分の魂のきらめきにフォーカスする。中心を自分に置くという段階へ、階段を一つ上がりたいのですから、とってもいい経験、練習になりました!

 

競争意識とエゴについて、なんとなく思いをまとめたくなりました。それは次回に。

 

次男くんのチェロ、今年の1月にようやくフルサイズ(大人サイズ)になりました。グランパとグランマが買ってくれました。感謝✨(同時にワク接種を強く勧められたけど🤮)